はしか(麻しん)は感染力が大変強い感染症です
日本では昨年3月世界保健機関(WHO)から、はしかの「排除状態(土着のウイルスが撲滅された状態)」にある、と認められました。
しかし、海外からウイルスが持ち込まれるため、空港などで感染が広がっています。
9月16日現在、大阪府で最も多く、千葉県、東京都、兵庫県などでも集団発生しております。京都府における感染の報告はございませんが引き続きご注意ください。
日本では昨年3月世界保健機関(WHO)から、はしかの「排除状態(土着のウイルスが撲滅された状態)」にある、と認められました。
しかし、海外からウイルスが持ち込まれるため、空港などで感染が広がっています。
9月16日現在、大阪府で最も多く、千葉県、東京都、兵庫県などでも集団発生しております。京都府における感染の報告はございませんが引き続きご注意ください。
はしか(麻疹)ウイルスに感染することによっておこる伝染病です。
日本では、春から夏にかけて流行します。はしかウイルスは感染力がとても強く、
免疫を持たない人が感染するとほとんどの人が発症します。一度かかると免疫がつき一生かかりません。
麻疹ウイルスの空気感染・接触感染・飛沫感染により発症します。
| 空気感染 | 空気中に漂うウイルスを吸ってしまう |
|---|---|
| 飛沫感染 | 感染者のつばなどを吸ってしまう |
| 接触感染 | 感染者に触れる |

感染力が強いため広がりやすく予防が困難な病気です。はしか(麻疹)は、発症してからの治療法がなく、ワクチン接種が一番の予防になります。
| 潜伏期 10~12日間 |
ウイルスに感染してから発症まで10日前後かかる |
|---|---|
| カタル期 2~4日間 |
風邪に似た症状・高熱・結膜炎・腹痛・下痢 |
| 発疹期 3~5日間 |
高熱・全身に発疹、喉の痛み結膜炎がひどくなる |
| 回復期 | 発疹のあとが次第に黒ずんだ色になり、はがれ落ちる。 合併症がなければ回復する |

| 10代以下 | ほぼ2回接種 |
|---|---|
| 20代〜30代 | 0〜2回接種 |
| 40最近以上 | ほとんど接種していないが免疫がある |
以上のことから20代~30代の方がかかりやすいとされています。学校や電車の中など、同じ空間にいるだけで感染することもあります。
マスクや手洗いでは予防できず、唯一の予防策がワクチンです。
はしかは予防接種で防げる病気です。はしか(麻疹)のワクチンを2回接種しているかどうか確認してください。
※当医院ではしか(麻疹)の予防接種はしておりません。