ドライマウスの症状チェック
下に書いてある症状が出た方はドライマウスである可能性があります。
- 口の中がいつもネバネバしている
- クッキーなどパサパサしたものが食べにくい
- 口が常に乾いていて、会話をするのがおっくう
- 入れ歯がすぐに落ちてしまう
- 舌がひび割れて痛い
これらの症状が3ヶ月以上続いている方は特に注意してください。
下に書いてある症状が出た方はドライマウスである可能性があります。
これらの症状が3ヶ月以上続いている方は特に注意してください。
『ドライマウス(口腔乾燥症)』とは、口の中が乾き会話をするのがつらく、口の中がいつもネバネバしている等、日常生活に支障をきたしているケースもあります。 ドライマウスに悩む人は、潜在意識を含めて人口の約25%程度と見積もられています。診断は問診に加えて唾液の量を測りますが、ガムをかんで唾液腺を刺激しても、10分間の唾液が10cc以下だと、唾液腺の異常が疑われます。
唾液腺の異常の代表的な例が、難病に指定されている自己免疫疾患の1つで涙や唾液などの分泌障害を起こす「シェ―グレン症候群」です。診断には精密検査が必要で、診断を受けても根治は難しいのですが、唾液分泌を促す薬を服用しうがいや水分補給を欠かさない、夜は専用のマウスピースをつけるなどして口内を保湿する、などの適切な対処によって普段通りの日常生活を送ることが出来ます。
実際には、病気ではないのに口が乾くと訴える患者の方が多くいらっしゃいます。こうした方で最も多いのは、薬によるドライマウスです。抗うつ薬や睡眠導入剤、高血圧の薬、花粉症対策の抗ヒスタミン剤などには、口が乾く副作用があります。
ストレスが原因になるケースも少なくはありません。唾液腺は自律神経の影響を受けています。ですから緊張すると交感神経が唾液腺の働きを抑えてしまい口がカラカラになるというのと同じように、ストレスにさらされ続けることで唾液分泌が減り、結果ドライマウスに繋がってしまうのです。
最近特に増えてきているのが、口のまわりの筋力低下です。高齢者に加え、柔らかいものばかり食べて育った子供たちは筋肉が発達しないため、日ごろから口が開きがちになります。そうなると口呼吸になりやすく、唾液分泌が正常でも口内が乾燥してしまうのです。
では、ドライマウスにならない生活を送るためにはどうすればよいのでしょうか。それは、とにかく正しく、よく噛むことです。噛むことで筋肉が鍛えられ、唾液分泌も活発になります。よく噛んでゆっくり食べることで、唾液中の消化酵素がよく働くのです。唾液は口内を清潔に保つため、分泌が不十分だと虫歯や歯周病のほか、口臭の原因にも繋がります。
これらの症状を防ぐための、口のまわりの筋肉を鍛える手軽な方法があります。
「いー」と言いながら口を横に広げた後、「うー」と言いながら口をとがらせるしぐさを繰り返す、というものです。
また、舌を上あごにつけてはじかせるように「タン、タン」と鳴らす運動によって舌の筋肉を鍛えることが出来ます。これらの運動で舌が上あごにきちんと収納され、口も自然に閉じてきます。